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#和田由貴の貯蓄・節約術

[8限目]キッチンまわりに関する「なるほど!」節約術

2019.05.12

キッチンでは、料理や洗いものなどで、電気、水道、ガスを使います。毎日使う場所だからこそ、ほんの少しの工夫次第で光熱費の大きな節約が望めます。そこで今回は、キッチンでの省エネライフを成功させるために押さえておきたいポイントを、節約アドバイザー和田由貴さんに教えていただきます。

1.光熱費節約を目指すために、お料理中に気をつけたいこと

お料理中の光熱費コストダウンを目指すなら、できるだけ短い時間で調理をする工夫が肝心。例えば、長時間煮込んだりすると、当然時間も光熱費もかさむので、電子レンジである程度火を通してからなら時短で済みます。もしくは、圧力鍋や真空保温鍋などを活用するのも、煮物などは短い時間で作れるので使い勝手抜群です。
また、ガス調理の基本として、鍋底から火がはみ出ないような火加減にするのがベスト。鍋底が広いほど外側に火が漏れにくいので効率的に調理ができ、ガス代のコストダウンにもつながります。例えば、パスタを茹でる際も寸胴鍋よりもフライパンで茹でたほうが時短かつ無駄がなく調理できます。
さらに、“同時調理”も、節約効率の高い調理法。炊飯器でご飯を炊くときに、一緒に卵も入れておくと、ごはんと同時にゆで卵が出来上がります。そのときアルミホイルに包んで卵の尖った方を下にし立てると黄身がちょうどセンターにくるので見た目もキレイに。また、私も実際愛用しているのが100円ショップなどに売っている“味噌コシ”の利用法。パスタを茹でているお鍋の縁に味噌コシを引っ掛けて、そこでブロッコリーやアスパラなどを茹でる同時調理が可能なので、ぜひおすすめです。

2.家庭の電気代のほとんどを占める冷蔵庫の節約テクについて

普段なかなか気づきませんが、実は冷蔵庫は一日中電源が入っているため、家庭の電気代の中でも大部分を占めています。そもそも、冷蔵庫には直冷式と間冷式(ファン式)の二種類があります。一般的なファミリータイプの冷蔵庫は間冷式で、庫内を冷風で冷やす、という仕組み。ものをたくさん詰め込んでいると冷気の循環が悪くなり、余計な電気代がかかってしまうので、無駄に詰め込みすぎないのが節約の第一。
それに対し、冷凍庫は空間を開けずびっしりと詰めて収納しているほうが、開閉した際も空気が逃げていきにくいので電気代がかからないと言われています。とはいえ、たくさん入れすぎて、食材を使い切れないのも良くないので、冷凍庫は定期的に中身を確認しつつ、冷蔵庫内は見渡せるくらい整理することを習慣づけましょう。
また、最近の冷蔵庫は省エネ性能が優れているものが多いため、10〜15年前のものを頑張って使い続けるよりも、最新のものに買い換えたほうが電気代のコストダウンを期待できます。さらに、冷蔵庫は大きさによって電気代は比例しないもの。小さいほうが電気代が高い、という面もあります。ですので、冷蔵庫本体の金額が安いからといって安易に小さいものを選ばないようにしたり、家電量販店などで冷蔵庫を選ぶ際は、価格と一緒に記載のある消費電力を必ずチェックしましょう。

3.使用率の高い電子レンジは、どう使い方を工夫する?

昔の電子レンジと今のもので比較すると、電力の消費率に関わってくる“待機電力”が大きく変化しています。今では、無駄に待機電力のかからないものが多く、オート調理の際も赤外線のセンサーや温度感知で総合的に判断し、時間を調整してくれます。
また、最近では出力の高い電子レンジが一般的ですが、この表示されるW(ワット)数は、消費電力ではないことをみなさんご存知ですか? 実は、600Wでも1000Wでも、消費電力はそれほど多く変わりません。食材にもよりますが、1000Wで短時間の加熱で済ませたほうが省エネにつながるのです。
日常的な使い方として、庫内の掃除も節約に大いに関わってきます。レンジの仕組みとして、食材に電磁波があたり摩擦熱で物体を温めます。ですが、庫内が汚れていると、その部分にも余計な電磁波が当たり、本来の食材の温まりが悪くなります。もちろん電気代の無駄にもつながるので、きちんとお掃除はしておきましょう。
さらに、電子レンジの特性を考えると、角に電波が通りやすいので、四角いお皿や容器を温めると、中央は冷たいまま…ということがよくあります。ですので、丸いお皿が効率的ですし、そのままラップで凍らせがちなご飯などは、丸く平たく冷凍すると、解凍する際に火の通りが均一になります。

4.食器を洗う際、水道代を抑えるためのアイデアとは

家族がいてある程度人数のいる場合、一番ベストなのは食洗器を利用することが節約に。手洗いに比べ、食洗器は水道代、電気代がかかるイメージがありますが、食洗器は庫内の水を循環させて洗うので、水が流れ放しというわけではないのです。手洗いは常に水を流し、かなりの水の量を使うので、実はそれと比べ節水効果が高いのです。また、食洗器はすすぎを80度ほどの高温のお湯で洗うので、衛生面でも安心です。
手洗いの場合に気をつけることは、とにかく水を流しっ放しで洗わないこと。すすぎのときだけ水を出す、ということを意識してみてください。
調理の際に使った水やお湯を簡単に捨てず、取っておいて洗いものに再利用するのも得策。とくに、パスタやそば、そうめんなどの茹で汁は、デンプン質が溶け出しているので、それが界面活性剤の役割を果たします。しぶとい油汚れがすごく落ちやすくなりますので、ぜひ試してみてください。

Profile

和田由貴Yuki Wada

節約アドバイザー、消費生活アドバイザー、環境カウンセラーなど幅広い暮らしの専門家。TVや雑誌、ラジオ等さまざまなメディアで活躍し、わかりやすく実践しやすい節約アイデアを展開。「節約はムリをしないで楽しく!」がモットー。

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Photo:Getty Images
Edit&Text:Maiko Watanabe
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