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連載

#大草直子'S PICK UP

辺見えみりさん×大草直子さん対談! 「年を重ねてもおしゃれを自由に楽しむ。そんな自分でいたいです」

2020.01.27

スタイリストの大草直子さんの対談連載。毎月ゲストをお迎えし、ファッションからライフスタイルに至るまでいろいろな話をお聞きした後、PLSTのアイテムでコーディネートを提案します。 今月のゲストは、大草さんと親交のあるタレントの辺見えみりさん。自身のブランド「OUTERSUNSET」のディレクターとしても活躍する辺見さんが、さまざまな経験を通して培った、過去、そして今のファッション観に迫ります。

おしゃれが身近になったのは芸能界に入ってから。でも体型の悩みを抱えていて……

大草「ご自身のブランドやさまざまなコラボレーションなど、ファッションのお仕事も精力的にこなしているけど、おしゃれ好きは子どもの頃から?」
辺見「実は私、子どもの頃はファッションにあまり興味がなかったんです。祖母は私にガーリーな服を着せたがったのですが、それが苦手で。家を出ると、フリフリのブラウスの襟をカーディガンの中に隠したりして。その姿が卒業アルバムに掲載されてしまって、それを見た祖母から怒られた記憶あります(笑)」
大草「興味がないながらも、感覚的に嫌だったんだ(笑)」
辺見「周りの友達と同じような服が着たかったんだと思います」
大草「トレーナーとか?」
辺見「そうですね。とにかく目立つことや人と違う感じが苦手で……。16歳で芸能界に入って、そこからですね。洋服が好きになったのは。とはいえ、おしゃれとは程遠くて。テレビに出始めたころはぽっちゃりしていて、『現場に転がってきてる』って渡辺徹さんから言われるほど(笑)」
大草「えーー!(笑) そんなイメージ全然ない! 若いからきっとパーンとしていたんだろうね」
辺見「少しでも引き締まって見えるように黒ばかり着ていたし、パンツスタイルばっかりでしたね。オーバーオールしか着なかった時期もありますし、とにかく極端(笑)。ファッションは好き、なのに似合わないものだらけ、そうゆうジレンマを抱えていました」

「私にやらせてください!」。直談判して手にした連載がターニングポイントに

大草「今は自分らしくファッションを楽しんでいるえみりちゃんにも、そんな時代もあったんですね。なにか転機はあったの?」
辺見「21歳の頃、女性ファッション誌『JJ』で連載をやらせていただくようになったのがきっかけです。その頃少し身体も絞れてきて、いろいろな服に挑戦できるようになって。そうしたら、もっとファッションに関して勉強したいという気持ちがムクムクと。当時の編集長に『連載をやらせてください!』と直談判したんです。そうしたら1ページ連載をくださって」
大草「すごい行動力! どんな内容の連載だったの?」
辺見「読者の方と一緒に、“自分に似合う服を見つけよう”という内容でした。それがだんだん2ページに増え、その後、もう少しお姉さんのファッション誌『CLASSY.』に出させていただくようになりました。当時は20代だけどいいものを持ちたいという気持ちが強くて、今思えばすごく大人ぶっていましたね。巻き髪にして、Aラインのワンピースを着てと、いちばんコンサバティブだった。でも30代に入ると、そんなストレートなフェミニンスタイルにだんだんと居心地の悪さを感じてきて。今は、フェミニンさはあるけれど、そこに少しのゆるさや抜けがあって、きちんと見える、という一つの柱があるんです。シーズンごとに小さな変化はあるけれど、その軸は変わらないですね」
大草「そのテーマって、えみりちゃんが作る服そのものですよね。今回PLSTとコラボレーションされたリネンのセットアップもすごく素敵!」
辺見「ありがとうございます。私、リネン馬鹿なんです(笑)。今まで色々な国のさまざまなリネンを手にとってきましたが、ものによって全然表情が違うじゃないですか。それが楽しくて」
大草「私も年中着てる。着るほどに身体に馴染んでいくのがすごく好きで。えみりちゃんが作るリネンは、色出しもすごくいい!」
辺見「大草さんのような“大人の女”にそう言っていただけると嬉しいです♡」

大切にしたいのは、その服を着て自分が楽しめるかどうか

大草「今はファッションがすごく身近なものだと思うけれど、えみりちゃんにとっての定番ってありますか?」
辺見「シンプルなワンピースとタイトスカートですね。でもそれは、あくまで“今”の話。やっぱり服は生き物だから。例えば、Tシャツやデニム、シャツなどの定番こそ流行りが顕著に表れますよね。昔のものをずっと着ていると古めかしい人になってしまうと思うから、ずっと着られるものっていう観点では選ばないかもしれません」
大草「そうだね。30年着てますって言われると、びっくりしちゃうよね(笑)。ものすごいコーディネート力と個性がないと実は難しいことだから。でも服って、楽しければいいし、その時の気分を映してくれていればいいんじゃないかって思うな」
辺見「わかります! 正直、年齢を重ねるごとに鏡を見て“違和感”を感じることもあります。でも、その変化を知ることが大事。そうすることで、今の自分に似合うものが見えてくると思うから。そんな新しい発見にきちんと目を向けながら、これから先もポジティブにおしゃれと向き合っていけたらいいなと思っているんです」

辺見えみりさんに3つの質問!

<1>リラックスできるのはどんなとき?
お酒を飲んでいるとき。ナパバレーのワイナリー巡りをしたこともあるくらいワインが好きなんです。特にカルフォルニアのシャルドネ!

<2>元気を出したいときに聞く曲は?
最近はもっぱら「Official髭男dism」。車を運転しているときにラジオから流れてきて、声やストレートな歌詞が好きです。

<3>自分の好きなパーツはどこ?
髪かなぁ。悩みはあるけど、自分がしたいスタイルにはしやすい髪質です。あとは、肩の骨!

TODAY'S EMIRI HENMI STYLE

PLSTが辺見さんのブランド「OUTERSUNSET」に別注したセットアップは、どこか色香漂う上品な亜麻色が目を引きます。「丈感、色、素材感、すべてがえみりちゃんらしい。ちょっと長めのジャケットにマキシ丈のスカートっていうバランスもすっごく可愛くて、見た瞬間欲しくなりました。単品でも使えそうですよね」と大草さん。


TODAY'S NAOKO OKUSA STYLE

袖口のボタンがアクセントになったニットに、大草さん自身も「このままはいて帰りたいくらい気に入った!」と太鼓判を押したコーデュロイパンツを合わせて。「辺見さんの女性らしい雰囲気とは裏腹に、色も抑えめで少しハンサムなテイストにしてみました。コンパクトなニットに少し太めなパンツのコンビは、着る人を選ばないシルエットだと思います」


大草 直子NAOKO OKUSA

スタイリスト/WEBマガジン『mi-mollet』コンセプト・ディレクター。ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。2019年4月には新しいメディア『AMARC』を立ち上げた。新著『大草直子のSTYLING&IDEA』ほか、インスタグラムも人気。
Instagram:@naokookusa @naokookusa_styling @amarc_official

Model:Emiri Henmi
Photo:Akira Shimano
Hair(Emiri Henmi):HIROKI(W)
Make(Emiri Henmi):Kazuko Hayasaka(W)
Hair & Make(Naoko Okusa):Yoko Aso(ilumini)
Styling:Naoko Okusa
Text:Yoko Enomoto
Edit:Ayako Suzuki(HRM)
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