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連載

#大草直子'S PICK UP

浜島直子さん×大草直子さん対談!「40代になり、おしゃれが原点回帰しています」

2020.03.18

スタイリストの大草直子さんの対談連載。毎月ゲストをお迎えし、ファッションからライフスタイルに至るまでいろいろな話をお聞きした後、PLSTのアイテムでコーディネートを提案します。 今月のゲストは、大草さんとも親交の深い、モデルの浜島直子さん。10代後半からモデルとして第一線で活躍されているだけでなく、テレビにラジオにと活動の場を広げている浜島さん。過去、そして今のファッション観に迫ります。

物心ついたときから洋服が大好き! 10代は欲しい洋服のためにアルバイトをしていました

大草「はまじは10代の後半からモデルとしてずっと活躍しているけれど、小さい頃からおしゃれには興味があったのかな?」
浜島「物心ついたときから洋服が大好きでした。よく紙の着せ替え人形を作って遊んでいましたね。わかります? 紙の着せ替え人形って自分で洋服を作れるでしょ。それが楽しくて。中学生になっても洋服をデザインしながら遊んでいて、しまいには母に「もうやめなさい!」って怒られました。でも好きだからやめませんよね(笑)。母の目を盗んで遊んでいました」
大草「あはは! そうなんだ。モデルになったのも、洋服が好きだったからなのかな?」
浜島「ファッション誌も大好きだったんです。私が中学生の頃、高校生の姉がいくつか雑誌を買っていて、それを盗み見していたのがファッション誌との出会いでした。今でも当時のコーディネートを覚えているくらい、もう夢中でしたね。いつものように雑誌を見ていたら、大好きなモデルさんが、グレーのリブニットに黒のプリーツスカートを合わせていたんです。当時はチェック柄が大流行していたのですが、そのスタイリングは色がまったくなくて。でもそれが、シックで本当に可愛くって、目をうばわれたんです。このスカートが絶対に欲しい!と思い、雑誌の後ろのショップリストを見て、お店に電話して買いに行きました。でも、高くて買えなかった。それでアルバイトを始めたんです」
大草「すごい! 本当に洋服が好きだったんだね」
浜島「結局貯めたお金で買ったのは違うものだったのですが、買ったときは嬉しすぎてクラクラしました(笑)。あれはもう恋ですよね。洋服に恋していました。その次に買ったのは、アニエス・べーのボーダーカットソー。そうやって1着ずつ揃えていきましたね」

とびきりの経験をさせてもらった、『MCシスター』でのモデルの仕事

大草「モデルになったのは、どんなきっかけからだったの?」
浜島「そろそろ進路を決めなきゃっていう、高校3年生の夏でしたね。看護学校に行こうと思っていたのですが、たまたま地元で開催された『MCシスター』のファッションショーに行けることになって」
大草「そこでスカウトされたんだ! そのときはどんな洋服だった?」
浜島「アルバイト代を貯めて奮発して買った、あるブランドのスリップドレスに白シャツをはおり、ウエストをキュッと結んで。足元は編み上げサンダルでした。ヌメ革のストラップのトートバッグと、髪はお団子。全身バッチリ(笑)!」
大草「かわいいー!!」
浜島「そうしたら、会場で『MCシスターに出てみませんか?』って編集部の方に声をかけられたの。『夢にまで見た雑誌に自分も出られるーっ!』って大興奮ですよ。でも、親は猛反対。ただ、自分の中ではもうやることを決めているから、上京するための資金を自分で貯めないと、と本気で思っていました」
大草「高校生なのにしっかりしている! それだけなりたかったんだね」
浜島「最初は、専門学校に通いながら週末だけ東京に通っていたのですが、2年目になると親も応援してくれるように。そうやって始めたモデルのお仕事は、本当に楽しかった! ボーダーのカットソーや、フレンチシックなスニーカーなど。着せていただくもの全部、当時好きなものばかりだったんです」
大草「モデルになったらますますおしゃれが楽しくなったでしょ。20代半ばくらいはどんなおしゃれをしていたの?」
浜島「いろいろ手を出しましたよ。フリルやガーリーなもの、スタッズやファーや、ヒールも履いてみたい!って。洋服も靴も増える一方でしたね。でも、30代後半で子どもを妊娠したとき、『あれ!? このままだとスペースが足りない!』と、ハッと気がついたんです。洋服はいっぱい持っているけれど、よくよく見直したら、何度も着ているものや、ずっと大切に着たいと思うものはごく一部だったんです」
大草「10代の頃の、洋服との関係とは違っていたんだ」
浜島「買うだけで満足しているんだって。洋服は好きだけれど、活用できていなかったんです。自分のライフスタイルにリンクしていないんだと、ふと気づいて、ほとんど手放しました」

いろいろ手にしたり、手放したり。いま残っているのは、10代の頃好きだったものばかり!

大草「その後、40代になって、またおしゃれが変わった?」
浜島「30代で気がついて、それからですね。自分の好きなものとライフスタイルが交わるものだけを買おうと思うようになったのは。いまクローゼットを眺めてみると、10代の頃に好きだったものが帰ってきている感じ。原点回帰です。それにしても、高い月謝払ったなー(笑)」
大草「あはは! でも、失敗しなければ分からなかったことだよね」
浜島「そうですね。無駄ではなかったかな。今は、日常に着るものだけがちゃんと並んでいて、心地良いクローゼットになっています。でもね、一見すると同じようですが、自分の中では変化しているんです。ボーダーの太さは、10代の頃に選んでいたものとは微妙に違いますし」
大草「それに気がつけたのも素晴らしい! きちんとおしゃれを積み上げられているということだから」
浜島「私は幾つになっても、おしゃれを通して、本当にいろんなことを学んでいるんだなって。つくづくそう思います」

浜島直子さんに3つの質問!

<1>リラックスできるのはどんなとき?
仕事を終えて、子供をお迎えに行くまでのコーヒータイム。ドリップして、座って、ふーっとひと息つくひとときです。ひとかけらのチョコレートがあれば、最高!

<2>元気を出したいときに聞く曲は?
中森明菜さんの『飾りじゃないのよ涙は』。腹がたっているときも、本気で熱唱して、ストレスを発散しています(笑)。

<3>自分の好きなパーツはどこ?
えくぼ。あまりにも引っ込むから、昔は家族から「じゃがいも」って呼ばれていました(笑)

TODAY'S NAOKO HAMAJIMA STYLE

シャツとパンツというベーシックなアイテム同士のスタイリングも、シルエットや色のチョイスで、今っぽさをプラス。「ブルーのパンツを、“真面目”にではなく“カジュアル”に。白ではなくベージュのシャツを合わせることで、ベーシックを少し更新する、そんなイメージです。みんなが大好きな正統派美人のはまじだからこそ、そんな微差がおしゃれのエッセンスに」と、大草さん。


TODAY'S NAOKO OKUSA STYLE

大草さんもお気に入りの微光沢でとろみ素材のリッチなパンツは、ゆったりシルエットでリラックス感もある才色兼備な1本。「大好きな友人をお迎えするので、くつろいでもらえるように、シルエットはゆるりと。柔和なカラーのパンツに、白のトップスで清潔感と華やかさを。はまじとは異なる配色とシルエットですが、二人ともマイルドな色同士なので、絶妙に溶け込みます」と大草さん。

※コットンポリVネックニット(12-0201017)は、3月下旬販売予定です。


大草 直子NAOKO OKUSA

スタイリスト/WEBマガジン『mi-mollet』コンセプト・ディレクター。ファッション誌、新聞、カタログを中心にスタイリングをこなすかたわら、イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。2019年4月には新しいメディア『AMARC』を立ち上げた。新著『大草直子のSTYLING&IDEA』ほか、インスタグラムも人気。
Instagram:@naokookusa @naokookusa_styling @amarc_official

Model:Naoko Hamajima
Photo:Kazuki Kawasaki(MOUSTACHE)
Hair&Make:Ken Kobayashi(glams)
Styling:Naoko Okusa
Text:Yoko Matsui
Edit:Ayako Suzuki(HRM)
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