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LIFE

#川崎貴子の人生相談

彼と結婚したいと思えないのに、このまま付き合っていてもいい⁉ <後編>

2018.08.07

女上司に扮する川崎貴子さんの人生相談室。第1回目の相談者は、恋人と「結婚」についての温度感にギャップのある30歳女性Sさん。恋の決着を前編で鋭く指摘された後、川崎さんのさらなる追求によって、本人が気付いていなかった「幸せのつかみ方」が明らかになっていく…!

実は間違ってる?自分に必要なパートナーのイメージ

<前編>はこちらでチェック!

川崎さん「結婚したら何とかなると思ってる彼と、結婚はしたくないけどずるずる別れられないSさん。このままでは二人とも不幸だと思うんですよ。今の彼と“損切り”したら、新しい出会いはまた生まれてくるはず」

Sさん「そうですね…。いま他に、付き合ってほしいと言われた人もいるんです。彼とは違うバリバリ仕事をする経営者だから、私の仕事への意欲もわかってくれるかも…」

川崎さん「Sさんのパートナーのイメージって、どういう人?」

Sさん「父ですかね。父は経営者なんですが、自分で仕事をバリバリやっている人っていうのが好きです」

川崎さん「なるほど。お父さんって、良くも悪くも選ぶ基準になりがちですよね」

Sさん「父が基準にはなっちゃっています。そして、私もお父さんみたいになりたい、って思うし」

川崎さん「自分の理想と、男の人のタイプが一緒と。それは結構難しいですよね。よく見ると、できる経営者の奥さんって結構な確率で専業主婦だし」

Sさん「そうですね…」

川崎さん「経営者に限らず、ハードに働いて年収が高い男性には、仕事に専念していいという体制を作ってくれているタイプの奥様が多い。だから、お互いに仕事に専念したい夫婦の場合だと、すれ違いや、家事育児でもめる可能性もありますね。

なので、もうすこし視野を広げて、男性を見ていった方がいいかも。仕事より家を大事にする人とか、Sさんが苦手なところを補ってくれる人とか、もっとイメージを広げていった方がいいと思います。

お父さんのことは男性の理想枠から外して、お父さんみたいな自分になるっていう目標だけでいいのではないかしら?そうしたら自ずと見えてくると思うんです」

Sさん「確かに…。イメージが止まっちゃっていましたね」

川崎さん「誰しも、自分がずっと身近で見ていた顔とか職業とか、そういう人が横にいるほうが安心するんですよね。それが自分の夢や将来の生活に合う男性だと思い込んじゃう。

だけどそれを一回外して、本当に自分が幸せになるためにはどういう人と一緒にいたらいいのかを考えておくと、もっと出会える男性の幅が広がるかもしれません。自分にとって合う人が本当は側に居るかもしれない。男探しの前に、自分探し、ですね」

結婚はチーム。自分にない能力を持った相手を探していくのがコツ

川崎さん「私も最初の結婚はベンチャー経営者同士だったから、私たちにしか分かり合えない!と思って結婚したんだけど、社長は家に二人いらなかった(笑)」

Sさん「応援してくれる人=同じ立場の人じゃないんですね」

川崎さん「そう、今の夫とは、出会った時に『ダンサーです』って言われて。『ダンサー?毎日何やってるの?』『ほとんど家でストレッチしています』、『家にいたいの?って聞くと『家にいたい』って言うから、これはいい!と。私は仕事を頑張りたい、外に出ていたいタイプなので、夫には長女が小さかった6年間、子育て、家事をやってもらいました。結婚10周年。共に暮らして11年です。

うちは私が父性的で、ビジョンを決めたり、旅行先を決めたり、方針を決めたりを担当。反対に夫が母性的なので、私が気にかけない娘の様子を気遣ったりとか、最近栄養バランスが悪いからもっとこういうのを食べさせたほうがいいとか、私ができない、苦手なところを全面的に担ってくれています。

私にはライオンみたいな社会的に強い雄は必要じゃなかったのね。結局、草食系の夫の優しさや感性に助けられたので」

Sさん「なるほど。ライオンと草食動物じゃ、本当に真逆ですね!」

川崎さん「 “自分はやる気がある”と言っている女性は、もっとやる気がある男性を見つけようとするんです。自分のコミュニケーションスキルが高いと、もっとコミュニケーションスキルが高い人を選ぼうとする。

でも、いらないんですよ、そのスキル。だってSさんがやる気があって強いんだから。会社だって、社長みたいな能力の持ち主って社長だけいればいい。逆に、社長は経理やITをできなかったりする。だからこそ、一緒にパートナーでやっていくわけ。

誰かと一緒に将来住む希望があるんだとしたら、自分にない能力を持っている人、互いの補い合える男性にも目を向けていくといいと思います」

“アラサー”という言葉に振り回されず、自分の幸せを見つけて!

川崎さん「Sさん、子どもは欲しいですか?」

Sさん「それがあまり欲しいと思わないです。でも周りで『ヤバいよ、アラサーだよ。結婚しないの?子どももう産まないとヤバいよ』というような会話は聞こえてくる」

川崎さん「特にアラサーだと言われるのかもしれませんね。でも本当に、結婚しなきゃいけないとか、結婚が幸せの全て、子供を持つことが必ず幸せなんて、絶対あり得ない。人の幸せなんて他人や世間が決める事じゃない。まずはSさんがはっきりわかってる幸せな状態、“仕事の成功”を目指せばいいのでは?子供がマストじゃないなら、気が向いた時に結婚するぐらいでもいいと思いますよ。

Sさんは、ご自身のプライオリティが分かっているんだから、頑張れると思いますよ。世間なんて責任取ってくれませんからね。みんなが言うから、に耳を傾けないで、ご自身の声をもっと聴いてほしいし、行きたい方に歩いて行ってほしいですね」

Sさん「ぶれちゃってましたね。30歳になったというのもあるのでしょうけど」

川崎さん「30って、色々言われがちよね。ただ、30になったら急にすごい腰が痛くなってきた、とかじゃないでしょ(笑)」

Sさん「はい(笑)滅茶苦茶健康です。そして、すごく心が軽くなりました。もっとシンプルでいいですよね」

川崎さん「シンプルに自分を信用してあげて。それに40になるともっと軽くなりますよ。言いたいこと言えるし。だから楽しみにしていて。高笑いして40を迎えて」

Sさん「分かりました。なんだか迎えられそうな気がしてきました!今日お話しできて、色々な目が覚めました。ありがとうございました!」

川崎貴子・今日の教訓
「男探しの前に、先ずは自分を信用する事。そして、自分の能力に注視せよ」



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川崎 貴子Takako Kawasaki

リントス株式会社代表。
人材派遣会社勤務を経て、1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。株式会社ninoya取締役を兼任し、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を運営する一方で、2017年3月「働く女性に成功と幸せを」をコンセプトに、リントス株式会社を設立。「女性マネージメントのプロ」との異名を取る。さらに2018年、家族の絆を強くする貸し切りタイプの写真館スタジオコノジをオープン。13歳と6歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書も多数。

Photo:Takuji Onda
Text:Yuki Miyahara
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