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LIFE

#川崎貴子の人生相談

子育て優先とわかっていながら、今後のキャリアに不安が募ります…!<後編>

2018.10.09

的確な助言で女性たちの生き方を救う女上司・川崎貴子さんの人生相談。今回は、「産後、仕事に復帰したものの、満足できる仕事に出会えず、今後のキャリアが心配」という相談者が来訪。自分の野心を会社に伝えようというアドバイスの後、さらに川崎さんがくれた助言とは?

全部1人でやらなきゃと、勝手に自分を追い込むことが悪循環に!

<前編>はこちらでチェック!

川崎さん「どなたか子育てを手伝ってくれる人はいますか?」

Nさん「今はいません。主人は職場が家から遠く、何かあったとき1~2時間で帰れる距離ではないので、子育ては私が中心、主人がちょっとサポートって感じです。両親も体が弱いので、あまり頼れませんし」

川崎さん「病児保育のような外部の施設は利用していますか?」

Nさん「私が土日にどうしても出掛けたく、主人も仕事でいられないときなどは、ベビーシッターを依頼することもありますが、単発的だし、ごくたまにです。産後から私中心で育児をしてきたし、この時点でどう上手く子育てと仕事の両立をしたらいいのかわからなくて」

川崎さん「4~5年後、本格的にキャリア復帰したいと思っても、それまで子供にとってママがそばにいるのが当たり前になると、いざその時が来た時『ママも仕事があるの』と言うのって、結構大変だと思いませんか?」

Nさん「確かにそうですね…」

上司に伝えるのと同じ。野心はパートナーである夫にもしっかりと伝えて

川崎さん「シッターさんに子供を預けて家を出るとき『行かないでー!』と言われたり、エレベーターホールまで泣き声が聞こえきたりすると、『はたして、そこまでやらなきゃいけない仕事なのか』って、自分に問うてしまうところもあるじゃないですか。でも、私もまだ全然子育てを終わっていませんが、今思うと本当に手がかかる期間って短いんですよ。自分が手伝わないと水も飲めないし食べ物も食べられなかったのに、ある日突然炊飯器からご飯を自分でよそって納豆をかけて食べている子供の姿を見たりして、どんどん自分でできるようになっていく姿は驚かされたものです。進化してる!人間になってる!って(笑)」

Nさん「今は、何やっても泣いていたり、『嫌だ』とか『ママがいい』を連発していたり、そういうことが一生続くかもしれないと思ってしまうんですよね…」

川崎さん「今は1歳9か月だから絶対的なケアが必要ですが、それはママじゃなきゃいけないわけじゃない。それに、そんな時期は本当にあっと言う間なんです。だからこそ、4~5年先を見据えて、今から自分のヴィジョンをご主人に伝えて共有すること。そして少しずつ自分のキャリア形成、自分の野心についての時間を増やしていくべきだと思います」

Nさん「確かに、夫に自分の野心は伝えてこなかったかもしれません」

川崎さん「夫があなたの野心を知らず、自分の仕事ばかりに専念してたまに帰ってくるようだと、子供に対して何をしてあげたらいいかわからないし、『ママがいい』って言われちゃったりすると手が出せない。『俺、ニーズないでしょ?』みたいな」

Nさん「そうですね」

川崎さん「一番身近にいるご主人によるサポートは鉄則。共働き夫婦なんだから、家電は全部全自動を買う、なんていうお金で解決する割り切りも必要。大切なのは、ご自身のヴィジョンと家族のヴィジョンのすり合わせなんです。『私は4~5年後にキャリアを取り戻したいと思っている。なので、今はそれに向けて勉強する時間が欲しいから、その時間はあなたが子供をよろしくね』と、具体的な話し合いをしてみてください。また、夫と妻が交互に子育てとキャリアの頑張り時をずらして将来に備えるのは、これからの夫婦にとって大切なパートナー戦略の一つになると思いますよ」

家族はチーム。夫婦同士の野心を知っておくことが先決!

川崎さん「逆にご主人がどういう野心を持っているのか、どうしていきたいのかというのも、お互いに話し合いするといいと思います」

Nさん「主人の野心ですか…。それもあまり聞いたことはないかもしれません」

川崎さん「2人でその期間のすり合わせをするという感じです。両方とも同じ時期に同じ量で子育てと仕事を両立するのは、なかなか難しい。今度は私が外で頑張るわ、今度は俺が子育てに重きを置くよ、とか。子どもの成長と共に、自分たちのフォーメーションも変化していかないといけないんです」

Nさん「そういう会話であれば、建設的に話ができますね。なるほど」

川崎さん「そうすると、自分の中で整理が付けられて毎日が過ごせるので、変なモヤモヤやストレスみたいなのも減ると思います。2人目の子作りも、期限を区切ってご夫婦で判断していくといいんじゃないでしょうか」

Nさん「そのあたりも含めて、夫と話してみます!」

川崎さん「そう。共働き夫婦に必要なのは、ヴィジョンの共有。それができていたら、この時間は無駄じゃないよねとか、こういう時間は設けなきゃいけないよねってことがわかるんです」

Nさん「すごく腑に落ちました。それがあれば多分、ちょっとしたことで始まるけんかなんかも減る気がします。良かった、ありがとうございます!」

川崎貴子・今日の格言
「夫婦で話し合う時間をサボらず、常にヴィジョンの共有を!」

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川崎 貴子Takako Kawasaki

リントス株式会社代表。
人材派遣会社勤務を経て、1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。株式会社ninoya取締役を兼任し、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を運営する一方で、2017年3月「働く女性に成功と幸せを」をコンセプトに、リントス株式会社を設立。「女性マネージメントのプロ」との異名を取る。さらに2018年、家族の絆を強くする貸し切りタイプの写真館スタジオコノジをオープン。12歳と5歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書も多数。

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Photo:Takuji Onda
Text:Yuki Miyahara
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