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LIFE

#Wako流くらし術

Vol.1
生活感の出やすいキッチンを、美しく整える

2018.09.01

雑誌やインスタグラムで人気のライフスタイルプロデューサーWAKOさんに、自宅での日々の暮らしを素敵に変える小さな気づきやアイデアを教えてもらう新連載。連載初回の今回は、毎日フル稼働しているキッチンを、機能的にすっきり見せるためのテクニックを教えてもらいました。

本当になくてはならないものかどうかを検証する

WAKOさんのキッチンには、多くの家にあるいろんなものが「ない」状態。例えば食器の水切りかご、シンクの三角コーナー、食器用の洗い桶など。生まれた時から実家でも使っていたし、当たり前のように毎日活用している人も多いと思うけれど、美しいキッチンのために思い切って一度すべてなくしてみる、というのも手です。

「水切りカゴや洗い桶がないのは食洗機があるからというのも理由ですが、当然ちょっとした洗い物や食洗機で洗えないものはあります。そんな時も、食器用の布巾があれば十分なんです。洗い終わった食器は広げた布巾の上に伏せておいて、食器を拭き終わったら布巾はそのまま洗濯機へ。水切りカゴがあると、食器を棚に戻さずカゴに入れっぱなしという習慣にもつながるし、その場で拭いて食器棚にしまってしまえば、すっきり片付きますよ」

「排水口にネットをつけていれば三角コーナーもなくて大丈夫。あとなるべくゴミを増やさない工夫も。たとえば野菜の外葉や皮は、フライパンの油汚れをざざっと拭くのに使えますよ。そうするとキッチンペーパーのゴミを減らせます」と意外な答え。

スポンジも1種類のみ。「以前は食器用とシンク用を分けていた時期もありましたが、よく考えたら同じ調理に使った汚れなのだから、同じスポンジでいいじゃない?と思って。その代わり、汚れたらこまめに新しいものに変えています。グラス用の長いブラシもあれば便利だけど、それ自体が不衛生になりがちなのでやめました」。
キッチン用品売り場に行けば何かと欲しくなる便利グッズがあふれているけれど、○○用、○○用、と道具を増やしていくよりも、ミニマムに絞って今持っているもので代用すると、こんなにシンプルなキッチンが完成するのです!

ボトルの形状やパッケージの色がさまざまで、ごちゃごちゃして見えがちな調味料や食材のゾーン。戸棚に全てしまい切れればいいけれど、スペースにも限界があるし、しまい込めば使い勝手も悪い。そんなときはカゴを使うのが一番、とWAKOさん。
「うちにはとにかくたくさんカゴがあるのですが、邪魔にならないコツは、吊り下げたり棚の上においたりと、高い位置に置くこと。カゴは入れたり出したりも簡単だし、ただ置いてあるだけでもかわいいもの。布巾を入れておいたり、片付け途中で見せたくないものをまとめておいたり、と何にでも使えます。フルーツや玉ねぎならそのまま入れて置いてあってもそれはそれで雰囲気があるもの」。
サプリメント類もスクエアなカゴにまとめて棚の高いところにポン。ずらりと並んだ木箱はパントリーの中。こんなふうに整頓できれば、オープンなキッチンの家でも十分さまになるはずです。

キッチン家電は、表に出さない

柔らかな雰囲気が広がるWAKOさんのキッチン、その理由のひとつは、炊飯器やジューサー、オーブントースターといった家電製品がいっさい視界に入らないこと!
WAKOさんの家の場合は、収納の一部をワゴン式にリフォームしてあり、丸ごと家電棚になっていて、そのまま引き出して使えるようになっているけれど、こんな家電棚がなくても、家電類は一か所にまとめてカバーやクロスをかけておくだけでも十分家電の存在感は和らげられるはず。さらにWAKOさんからこんな提案も。「考えて欲しいのは1日に何回使うかということ。例えば、炊飯器やコーヒーメーカーはいいとして、ミキサーやトースターは1週間に数回、しかもほんの数分間では?そのためにキッチンの一番目につく場所に置くのはやめたほうがいいと思うんです。キッチンにしまう場所がなかったらリビングの棚でもいい。しまう場所がなかったら、トースターをやめてフライパンで焼くのもあり。そのくらい、キッチンの景色にもっとこだわってもいいと思います」

ひと手間かけて、お揃いのボトルに入れ替える

調味料類のボトルを揃えるだけでも美しい景色に様変わりするもの。WAKOさん自身も、お醤油、酢、ポン酢、料理酒、だしなど液体調味料のボトル、だしパックや小麦粉、乾物類のボトル、香辛料のボトルと数種類用意してそれぞれ詰め替え、さらに手書きラベルを貼っています。
「液体の入れ替えは、正直ちょっと大変。キッチンペーパーを敷いて、ベトベトにならないように入れ替えています(笑)。私もちょっと手間だと感じることもあるけれど、やるとやらないとでは、その違いは歴然。きれいに並んだボトルを見ると、やっぱり気分が上がって、やってよかった! と思うんです。毎日目に入るところだからこそ、ひと手間をかける価値があると思います」
だしや乾物類も形状の異なる箱や袋に入っていてごちゃごちゃしがちだけれど、お揃いのキャニスターに入れ替えて並べればまるでショップのよう。

キッチンに使う色を厳選する

キッチン用品売り場に行くとカラフルなものも目立つけれど、自分のテーマカラーを決めたらその色に厳選して選ぶ、というのも整ったキッチンへの近道。WAKOさんのキッチンはワークトップの白い大理石や白い壁に合わせて、全て白で統一。加えて木製の棚板に合わせるように、木製の調理用具のみツールラックに立てています。
「服だってそうでしょう? 自分が好きな色はだいたい決まっているし、カラフルな色をゴチャゴチャ組み合わせたりしません。だから、キッチンでも自分のテーマカラーを決めたらいいんです。もちろんステンレス製のトングやシリコンのヘラなどもありますが、そういうものは引き出しにしまっています。とにかくうちは白と木だけって決めたので(笑)」。ポットだって、真っ白なら美しいオブジェのよう!キッチンクロスも色を厳選すれば決して生活感は感じないようになります。

テーマカラーを決めたら実用品もそれに合わせて

キッチンの洗剤やスポンジなどの実用品は、「いつもここで買っているから」という理由だけで無意識に同じものを使い続けている、ということもあるけれど、自分が気分よく過ごせるキッチンを作るためには、自分の決めたテーマカラーに合わせて選ぶことも大事。ちなみに、白をテーマカラーに決めたWAKOさんが愛用しているのは白のスポンジと、フランスのブランドの食器洗剤とハンドソープ、そしてマルチクリーナーのセット。キッチンのテーマカラーを白と決めたWAKOさんが、時間をかけて探してようやくたどり着いたものだそう。
「この洗剤類やスポンジは、見た目はもちろん機能性も十分備え持った才色兼備なアイテムです。テーマカラーに合うものが見つからなかったら、洗剤などはボトルを入れ替えればいいんです」

自分が思い描いたキッチンに立って機嫌よく過ごしていると、子供たちにも変化が生まれて、率先してお手伝いをしてくれるようになったそう。家族皆がそこで一緒に過ごすことが楽しくなるようなキッチンを目指して、何かひとつからでも真似してみては?

早速やってみよう! 今週のTO DO LIST

WAKOWAKO

ライフスタイルプロデューサー。1979年生まれ。インテリアや食、パーティや旅など、生活を幸せにするアイデアを提唱。2015年に、白金台の人気セレクトショップ「kokoro」をクローズし、家をベースにした働き方に。現在は雑貨やキッチンウェアなどのプロデュース、スタイリング提案、コンサルティングなどを行う。1男2女の母でもある。

Photo TAKEHARU GOTO Text YURICO YOSHINO
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