ライフスタイルプロデューサーのWAKOさんに毎回、日々の家での暮らしを素敵に変える小さな気づきやアイデアを教えてもらうこの連載。今回は、幸せな気持ちで眠りにつき、目覚めるための、極上のベッドルームの作り方を伺いました。
壁面に、本とグリーンをディスプレイする
WAKOさんのベッドルームはシンプルながらどこか優しく温かい雰囲気があります。その秘密は、随所に施されている「壁面ディスプレイ」と「グリーン遣い」の技。壁面に小さな棚を打ち付けて、飾り棚として活用しています。リネンやタオルを収納しているクローゼットの上も飾りスペースに。「キッチンと同様、手の届かないところや直接ライトの当たらない場所のグリーンはすべてフェイク。それでも精巧につくられたものなら、置いているだけで癒しになりますよ」とWAKOさん。さらに横置きの洋書もスタイリッシュにディスプレイされています。「ディスプレイというよりも、置き場所がなくてここに定着したのですが(笑)。洋書の写真集などは大きいのでシェルフに入らなくて邪魔になりがちですが、こういうところに置いておけばディスプレイにもなるし、寝る前にちょっと手にとってパラパラと見たくもなりますよね」(壁と近い位置にベッドをレイアウトしている方は、地震などの対策も考慮に入れて設置しましょう)
ベッドの正面のコーナーにロマンティックゾーンを作る


リビングやダイニングはファミリーエリアであり、来客も来る場所なのでシンプルでニュートラルな雰囲気を心がけているWAKOさんですが、ベッドルームは別。「ベッドルームは“夢見る場所”なので、色と香りをプラスして、ちょっと女性らしい、幸福感のある雰囲気にしています。とはいえ差し色もあくまで花の色で。たいていはピンクの花をセレクトしていますが、白とグリーンの空間にマッチして、幸せな睡眠へと誘ってくれます」。ちょうどベッドの足元側の壁に設置してあるこのチェスト。眠りに入る前の最後の景色、そして目覚めて起き上がった時の最初の景色を美しく整えることで、満たされた気持ちで日々過ごすことができるのだそう。
ベッドサイドに香りの良い花を欠かさない
ベッドサイドテーブルにも、小さな一輪挿しを。ベッドサイドテーブルにはライトに本、メガネ、目覚まし時計など、実用的なもののみ置いている人が多いかもしれませんが、ここを美しくしておくことが意外と大事、とWAKOさん。鮮やかな色のバラが愛らしいアクセントになっています。「ローズのなかでもイブピアッツェは特に香りが素敵。ピロウフレグランスでもいいけれど、たった一輪でも本物の花の香りがほのかに香ってくるなかで眠りに落ちる方が素敵じゃないでしょうか」。メガネや時計はチェストの引き出しの中に。「でも引き出しの中も極力空っぽに近い状態にしています。イメージはホテルのベッドサイドチェスト。スペースが空いているからといってここに現実的なものを詰め込んでしまうと、眠りも殺伐としてしまう気がして(笑)」
休日の朝は、ブレックファストテーブルでのんびりと
さらにちょっと特別な時間のために、ベッドサイドにWAKOさんが用意しているのが、白いブレックファストテーブル。「あんまりベッドの中で飲食をするのは好きではないのですが(笑)ちょっとお茶を飲みながら本を読んだりするときに、すごくいい気分で過ごせます。母の日には娘達が早起きをしてパンケーキを焼いて、ブレックファストテーブルに素敵にコーディネイトして“ママどうぞ〜”って持ってきてくれたんです。私は普段は朝からパンケーキなんか食べないんだけど(笑)、その景色の幸福感といったらありませんでしたね」
今週のTO DO LIST
✔︎ 寝室の壁をディスプレイスペースにする
✔︎ ベッドサイドに香りのよい花を飾る
✔︎ ベッドの正面のコーナーをロマンティックに演出する

ライフスタイルプロデューサー。1979年生まれ。インテリアや食、パーティや旅など、生活を幸せにするアイデアを提唱。2015年に、白金台の人気セレクトショップ「kokoro」をクローズし、家をベースにした働き方に。現在は雑貨やキッチンウェアなどのプロデュース、スタイリング提案、コンサルティングなどを行う。1男2女の母でもある。インスタグラム@wako_world
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