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LIFE

#Wako流くらし術

Vol.21 センスが表れる、器の揃え方

2019.03.02

パパッと仕上げる組み合わせにいつも絶妙なセンスを感じさせる、WAKOさんのテーブルスタイリング。今回はその土台となる「器」をどうやって選んでいるのかを伺いました。WAKOさんにならって手持ちの食器を整理整頓すれば、毎日の盛り付けもずっと手軽に、楽しくなりそうです。

キッチンカウンターの下に、形別、素材別に収納

大勢のゲストを招くことも多いWAKOさんのキッチンには、たくさんの器があります。とはいえ、ただ多いのではなく、とても限定されたセレクションなのに驚きます。ひょっとしたらバリエーションの幅は、読者の皆さんの誰よりも狭いのでは?と思うほど。「もともと好きな世界が限られているので、自然とそういうものだけが集まっているのだと思います」とWAKOさん。とはいえ、引き出物やギフトなどで好みと違うけれどいただいてしまう器などはないの?と伺うと「あんまりいただき物の器ってないですね…私みたいに好みがはっきりしていると、贈りにくいのかもしれません(笑)。もし合わないものをいただいたら、ありがたく気持ちを受け取りつつ、そういうデザインが好きな友人や家族に譲ってはどうでしょうか?」

その厳選された器たちは、キッチンカウンターの下の引き出しにずらりと並びます。上の方には小皿や小鉢、下に行くにつれて大きい器になり、それぞれがさらに土物、染付、白い器、ガラス…と種類別に収められています。「こうやって素材と形や大きさで分類してあれば、料理を盛り付けながらテーブルの上全体のイメージを組み立てていけるんです。洋服をコーディネートしやすいようにトップスは上段に、ボトムスは下段にと色別に収納するクローゼットの組み立て方と同じですね」

小皿&小鉢をたくさん揃えて「ちょこちょこ盛り」

まず一番上の引き出し。ここには、和テイストと白&ガラスで分けた、小皿や小鉢がびっしり。「小さい器にちょこちょこ盛るのが大好きなんです!」とWAKOさん。大きなプレートの上に、少しずつ料理を盛った小鉢をいくつも並べるスタイルが定番。「特にガラスの器は、テーブルがちょっと重たく感じた時に、抜け感を作るのにとても便利。キラキラ光ってパーティーの時にも効果的だし、盛り付けるものも、和洋中華、冷菜にとジャンルを問わず使えますよ」とガラスの威力を教えてくれました。
「とにかく小さい器は、難しいことを考えずにどんどん並べるだけで可愛いですよ。一輪挿しをたくさん並べたテーブルフラワーに似ているかもしれませんね」。WAKOさんのキッチンの中でも最も表情豊かなのがこの引き出しです。

シンプルな「白い器」はとにかく大量に用意

WAKOさんの器の中で最大のボリュームを占めるのは、やはり白い器。特にシンプルな食器は基本的な形のものが20枚くらいずつ収まっています。まるでホテルの厨房のよう!白といってもそこに並ぶのは、やや厚みがあり、リムに少し表情のある統一されたテイストのもの。「安いものは1,000円前後のものなんです。ビュッフェスタイルのパーティーの時も、お皿が汚れちゃった、ってときにどんどん次のお皿を出せるほうが楽だから。パーティー中にお皿を洗ったり、違うお皿を出したりするのが嫌なの(笑)。それに5、6枚のセットで買っても、割れて数が揃わなくなると使いづらくなるから、定番ものは思い切って大量に買っておくほうが結果として得策だと思います!実は裏にまだストックがあるんです(笑)。だいたい同じメーカーのものなのですが、どれも今はもう製造されていないので、買っておいてよかったですね」

テーブルの差し色役は「水色の器」

WAKOさんが差し色に重宝しているのがこの「水色の器」。「テーブルの上が白やガラスだけになってしまうとちょっと単調で味気ない、という時に、水色が少し並んでいると、ちょうどよく雰囲気を壊さずに彩りが生まれるんです」。飽きがこないようにと足す器は「形や表情は同じで色だけ変化をつけたもの」というのもひとつのポイントかもしれません。

「白い角皿」をプラスして、形でリズムをつける

一方、「水色の器」と同様、テーブルにリズムをつけるために、「形」で変化をつけたのがこの「白い角皿」。同じ白でも、スクエアな表情のものが加わると一気にモダンな雰囲気になります。「大き目の皿はビュッフェスタイルのときにフィンガーフードを盛りつけたり、また豆皿にちょこちょこ盛った料理を角皿の上に載せてまとめることでおしゃれに見えたりします。中くらいの大きさのものは、これも立食パーティーでどんどん使ってもらう取り皿として大量にストックしていますね」。

10代の頃から集めている「土の大鉢」

WAKOさんの家には洋食器しかないのでは!?と思われるそうですが、実はずっと集めているのがどっしりとした土の大鉢。「柄も色もいろいろです。高いものも安いものも混ざっていると思いますが、表情や味わいがある器が10代の頃から好きで、少しずつ買い集めてきたんです。ビュッフェスタイルの時にここにどんと料理を盛って並べておくと、居酒屋さんみたいで楽しいですよ(笑)」

大好きだった大叔母から受け継いだ染付の皿

こちらはちょっと番外編。最近WAKOさんのもとに届いた器です。「約半分は、慕っていた大叔母の形見分けとして受け継いだものです。残りの半分も母から譲り受けたものですが、たぶん親戚みんなで買ったみたいで、どの親族の家にいってもある器なんです(笑)。この引き出しを開けるたびに、大好きな大叔母を懐かしく思い出して、幸せな気持ちになります」。
もちろん、器としても活躍しています。「和食や中華を美味しそうに引き立ててくれます。この引き出しのお皿を使うときは、他のお皿とはあまり混ぜずに、“青いテーブルの日”にしますね」
こうして見てくると、本当にテイストを限定されているのがWAKOさんの器たち。例えば北欧系のモダンな器も、ヨーロッパのブランドの柄ものなども見当たらないし、白と青以外の色がそもそもないのです。
「まずは自分が一番好きなテイストはどういうものかを見極めることではないでしょうか。そしてそれに絞ったうえで、美しさと利便性のバランスを考えながら器を集めていき、種類別に分類して収納しておくといいでしょうね。一番好きなタイプのものだけがあれば、どれとどれをコーディネートしてもうまくいくし、ラクで楽しいですよ!」

今週のTO DO LIST

✔︎自分の一番好きな器のテイストを見極める
✔︎決めたテイストから外れる器は好きな人に譲る
✔︎気に入った便利な器を見つけたら大量に買っておく

WAKOWAKO

ライフスタイルプロデューサー。1979年生まれ。インテリアや食、パーティや旅など、 生活を幸せにするアイデアを提唱。2015年に、白金台の人気セレクトショップ 「kokoro」をクローズし、家をベースにした働き方に。現在は雑貨やキッチンウェアな どのプロデュース、スタイリング提案、コンサルティングなどを行う。1男2女の母でもある。インスタグラム@wako_world

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Photo:JUNKO KAISATO、TAKEHARU GOTO、WAKO
Text:YURICO YOSHINO
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